火山性地震が群発 2時間で129回観測 岩手と秋田にまたがる秋田駒ヶ岳 「今後の活動の推移に留意を」 仙台管区気象台が呼びかけ
岩手県と秋田県にまたがる秋田駒ヶ岳で火山性地震が群発したとして、気象庁は10日午前、火山の状況に関する解説情報を発表して注意を呼びかけています。 火山性地震が増加しているのは秋田県仙北市と岩手県雫石町にまたがる秋田駒ヶ岳です。仙台管区気象台によりますと、10日午前7時から9時までに合わせて129回の火山性地震が観測されたということです。震源は男女岳(おなめだけ)の北側約3キロメートル、深さ約1キロメートルと推定されています。 ただ、低周波地震や火山性微動、地殻変動は確認されておらず、監視カメラの観測でも変化は見られないということですが、仙台管区気象台は火山の状況に関する解説情報を発表して今後の活動の推移に留意するとともに、入山する場合は最新の情報を確認し、異常を感じたら直ちに下山するよう呼びかけています。
IBC岩手放送