大学を卒業してから専門学校で「作業療法士」の資格を取得した彼。学費の”元が取れる”くらい稼げる職業なのでしょうか?
学費の元は取れる? 作業療法士の年収
1000万円を超える学費を払って作業療法士になったとして、どれくらいの期間で学費の元を取れるのか知りたい人もいるでしょう。厚生労働省「jobtab」によると、作業療法士の平均年収は432万5000円で、年齢別にまとめると以下の通りです。 ●20~24歳:341万5000円 ●25~29歳:387万1700円 ●30~34歳:420万7300円 ●35~39歳:457万9700円 ●40~44歳:470万6100円 ●45~49歳:505万900円 ●50~54歳:497万1500円 ●55~59歳:589万2600円 ●60~64歳:524万500円 ●65~69歳:307万1800円 ●70歳以上:368万1000円 高校卒業後に大学と専門学校へそれぞれ4年間ずつ通い、27歳から作業療法士として仕事を始めた場合、29歳までの3年間で1161万5100円を稼いで授業料の元が取れると計算できます。
大学卒業後に専門学校で「作業療法士」の資格を取得する場合の学費は1000万円を超える!? 元を取るには3年必要
私立大学4年間の費用は518万6938円、医療系の専門学校4年間は約637万円です。大学卒業後に再進学をして作業療法士になる場合の学費総額は、1155万6938円になることが分かりました。 作業療法士の平均年収は432万5000円ですが、27歳から仕事を始めた場合は、29歳までの3年間で1161万5100円の収入が得られると予想でき、学費の元が取れると期待できます。 作業療法士は、国の高齢化などで需要の高い職業ですが、人材が不足しているため、国家試験に合格すれば就職先に困ることはないようです。病院や施設以外にも、地域包括支援センターなど地域福祉分野にも活躍の場が広がっていて、安定して働き続けられる職業であるともいえるでしょう。 出典 厚生労働省 職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag 作業療法士(OT) 文部科学省 私立大学等の令和5年度入学者に係る学生納付金等調査結果について 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部