ド軍がソト争奪戦に? 900億円予想もお構いなし…大谷翔平の契約で可能になった財政状況
ソトは今オフFA、契約は900億円前後を予想する声もある
ドジャースがまたしても“大物”を手にするのか。米紙「ニューヨーク・ポスト」の敏腕記者、ジョン・ヘイマン氏は27日(日本時間28日)、ドジャースがヤンキースのフアン・ソト外野手との「契約に興味を持っているという噂」を報じた。超大型契約の可能性が報じられている天才打者だが、ドジャース獲得にあたっては大谷翔平投手の“存在”が後押ししているという。 【動画】ジャッジが細く見える…ヤ軍480億円男の驚愕の肉体が「マジかよ」 ワールドシリーズ中に26歳の誕生日を迎えたソトは、2018年に19歳の若さでメジャーデビュー。翌2019年には打率.282、34本塁打、110打点の成績を収め、世界一に貢献した。2022年途中にパドレスへ移籍。今季はヤンキースと3100万ドル(約46億5000万円)で契約に合意し、年俸調停権を持つ選手としては、大谷の3000万ドル(約45億円)を抜き、史上最高額となった。 今季は打率.288、自己最多となる41本塁打、109打点、OPS.989の好成績をマーク。ポストシーズンでも打率.350、OPS1.160の猛打を見せ、ワールドシリーズ第2戦では山本由伸投手から一発を叩き込んだ。 ヘイマン記者は先日、今オフにFAを迎えるソトの契約が6億ドル(約901億円)前後になると10月半ばに伝えていた。そして今回の報道では、契約球団の有力はヤンキースとメッツだとして「ヤンキースのある関係者は、ドジャースとソトの契約は『絶対に起きない』と語った」との談話も紹介している。一方で、「しかしながらドジャースはすでに良好だった財務状況が、ショウヘイ・オオタニの契約によって飛躍的に向上された」とも指摘している。 大谷は昨オフにドジャースと史上最高額となる10年7億ドル(約1061億円)で契約を結んだ。97%が後払いという異例の契約体系もあって、チームは山本由伸投手やテオスカー・ヘルナンデス外野手らの補強に成功。記事では「ドジャースの球団関係者は、7億ドルのうちの97%を後払いにする契約という柔軟性を見せてくれたオオタニに、度々感謝している」と綴った。 大谷の年俸は契約期間中わずか200万ドル(約3億円)。「オオタニの契約は史上最高額であるだけでなく、最も“柔軟”であるため、チームは今後9年間の冬において、ほぼどの選手との契約においても脅威となるだろう」とし、ソトとの契約も十分にあり得ると見ている。
Full-Count編集部