温泉から漂う甘~い香りでぜいたく気分♡「ユリ風呂」 津南町の旅館「しなの荘」で10月の金曜限定
新潟県津南町特産のユリの花を湯船に浮かべたユリ風呂が、津南町上郷上田の旅館「しなの荘」で始まった。10月の金曜限定で、温泉特有の匂いとともに甘い香りが漂うぜいたくな湯あみが楽しめる。 町ユリ切花組合が栽培するユリは、JA魚沼のブランド「雪美人」として関東や関西などに出荷され、人気がある。 しなの荘は4年前から、この時季にユリ風呂の日を設けており、県内を中心にリピーターが多く訪れるという。ユリ農家から、茎が曲がるなどの理由で市場に出せない規格外のユリを提供してもらい、湯船に浮かべている。 白やピンクの40輪ほどが、大浴場の男女それぞれの露天風呂を彩っている。女将(おかみ)の山岸麗好(れいこ)さん(52)は「今年も農家の方の協力をいただき、ありがたい。ユリ風呂を通じて、津南のユリと当館の温泉の素晴らしさを知ってほしい」と話した。 日帰り入浴もでき、ユリ風呂の受付時間は金曜の午後1時~7時半。料金は中学生以上700円、3歳~小学生350円、3歳未満無料。問い合わせはしなの荘、025(765)2442。