体育大会で仲間と「熱血魂」 宇部高、9チームで対抗【宇部】
むかで競争など白熱
宇部高(国清賢一校長、704人)の体育大会が5日、山口市阿知須のやまぐち富士商ドームで開かれた。スローガンは「熱血魂-やりきれLast day」。全生徒が一致団結して応援や競技に取り組み、仲間同士の絆をさらに強めた。 今年は2日間に分けてあり、まず7月下旬に球技イベントを開催。同日は会場を市外に移し、各学年の探究科、普通科の文系と理系で色分けした合わせて9チームが熱戦を展開した。 開会式では、団旗を掲げたリーダーを先頭に、全員が入場行進。国清校長は「世界はパラリンピック真っただ中。この大会を宇部オリンピックに見立てて、皆さんが持つエネルギーを存分に発揮し、思い出に残る一日を過ごして」と呼び掛けた。 宇部高体操で軽く体を動かした後、徒競走からプログラムがスタート。むかで競走では互いに協力しながら歩を進め、仲間を気遣う声がグラウンドに響き渡った。一番の盛り上がりを見せたのは部活動行進と対抗リレー。運動部だけでなく文化部も参戦し、卓球部はラケットを振ったり、演劇部は仮装したりと各部の特徴を生かしたパフォーマンスで会場を沸かせた。 福田信人実行委員長(3年)は「各種目にアレンジを加え、生徒だけでなく観客も楽しめるよう工夫を凝らした。来年以降も後輩たちがより良い大会にしていってほしい」と願った。