“4度目の不倫”で歌舞伎界からも妻からも見限られた「中村芝翫」 主演演目ゼロの体たらくで…精を出し始めた“お仕事”とは
精を出しているのは……
順調に地歩を固める彼らとは対照的に、不遇を託(かこ)つ父・芝翫は国立劇場養成所の歌舞伎俳優研修で講師の任に精を出している。事情を知る関係者が言う。 「養成所の主な役割は、歌舞伎界の縁者ではなく一般家庭の出身者を歌舞伎俳優として育成すること。現在活躍する歌舞伎役者の、およそ3分の1がここの修了生。実技指導の主任講師を女方の重鎮である中村萬壽(69)が務め、芝翫は立役の講師だった市川團蔵(73)に代わり、昨年から講師を務めています」 後進を育てる重要な立場ながら、スケジュールに余裕がない売れっ子には本来、縁の薄い役回り。来夏は還暦の芝翫だが、当面は観客ではなく若手に“にらみ”を利かす日々が続きそうだ。
「週刊新潮」2024年8月29日号 掲載
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