難病と闘うセリーヌ・ディオン、姉が病状を語る「筋肉をコントロールできない」
昨年12月、難病のスティッフパーソン症候群を患っていることを公表したセリーヌ・ディオン。これは中枢神経系の病気で、徐々に筋肉が硬くなり最終的には全身の筋肉が動かなくなる。セリーヌは今年2月から始める予定だったツアーをキャンセル、治療に取り組むことを明らかにした。闘病生活は今も続き、公の場所には復帰していない。そのセリーヌの様子について姉のクローデットがインタビューに答えた。新聞「デイリーメール」が報じている。 【写真】セリーヌ・ディオンがモードすぎる件。気合満点のアドバンスド・ファッションを一斉調査
クローデットは「セリーヌは頑張っているが、筋肉をコントロールできない」と病状を公表。「つらいのはセリーヌがいつも規律正しく暮らしてきたということ。彼女は常に一生懸命だった。母はいつも彼女に『きちんとやりなさい。ちゃんとやりなさい』と言い聞かせていた」。まだ回復は見られないけれど、復帰という目標は捨てていないと語る。「私たちも彼女もステージに戻ることが夢。どんな立場で? それはわからない」。
この病気は難病であると同時に罹る人が少ない、珍しい病気でもある。クローデットは「100万人に1人の割合で発生する。多くの人に影響を及ぼす病気ではなかったから科学者たちもそれほど研究してこなかった」と治療法の解明が進んでいないことを嘆く。「声帯も筋肉だし、心臓も筋肉なのが問題だ」。声も命も奪われる可能性がある病だと改めて語っている。
今年10月のインタビューでもクローデットは「セリーヌはまだ車椅子には頼っていない」「効果のある治療薬が見つかっていないが、希望を持つことが重要だ」と気丈に話していた。病を公表したときのセリーヌも「私はこれまでの人生、ずっと歌ってきた。何よりも歌を愛している」「自分が回復への道を歩んでいるという希望を持っている」と語っていた。あの歌声を再び生で聞ける日を楽しみに待ちたい。