夏に主力大量放出も…インテルはなぜ昨季より強い?伊解説陣が分析!新守護神ゾマーや過小評価されるインザーギに見解 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】セリエA第14節を終えて単独首位を走るインテルについて、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣が見解を示した。 【動画】チャルハノールの弾丸ミドルなどインテルが昨季王者ナポリに3発快勝!
日本時間4日に行われたセリエA第4節でナポリとの上位対決に挑むと、3-0と勝利を収めて合計35ポイントを獲得し、単独首位の座を維持したインテル。2位ユヴェントスに2ポイント、3位ミランに6ポイントの差をつけ、スクデット争いをリードするシモーネ・インザーギのチームについて、『ダゾーン・イタリア』の解説陣が「Sunday Night Square」で議論した。 インテルは今夏、GKのアンドレ・オナナやサミル・ハンダノヴィッチのほか、マルセロ・ブロゾヴィッチやロメル・ルカク、ミラン・シュクリニアルやエディン・ジェコ、ダニーロ・ダンブロージオら主力やベテラン選手を数多く放出した。
インテルの当たり補強
代役として新守護神のヤン・ゾマーやマルクス・テュラム、バンジャマン・パヴァールらを補強し、大きな入れ替えを行ったにもかかわらず、インザーギは新戦力をチームに融合させ、結果を残すことに成功している。2010年にインテルでトリプレーテ(国内リーグ戦&カップ戦とUEFAチャンピオンズリーグの3冠)を達成したディエゴ・ミリート氏は、オナナの後釜として活躍を見せるゾマーを称えた。 「昨シーズンのオナナは素晴らしかった。チームをUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)決勝へと導き、良いパフォーマンスを見せたGKの代役となると、簡単ではなかったはずだ。だがゾマーは、インテルへやって来て、オナナに引けを取らない活躍を見せている。むしろオナナを上回るほどかもしれない」 「ゾマーはスイス代表でもあり、バイエルン・ミュンヘンに所属していただけに、ある程度の実力が保証されていたGKだ。それに、これほど重要なクラブのゴールマウスに立った時の反応を見る限り、経験値もある。私にとって、彼は大きなサプライズだったと言える。彼はビッグクラブにふさわしいGKであることを示した。ビッグクラブのGKは、出番が来れば、ナポリ戦のようなパフォーマンスを見せられるものだ」 続いてステファノ・ボルギ記者も、ゾマーの獲得に言及しつつ、次々と当たり補強を行ってきたジュゼッペ・マロッタCEO率いるインテルを評価した。 「プリンシペ(ミリート氏の愛称)が話した通り、ゾマーはバイエルン・ミュンヘンからやって来た。そして世界レベルで名の知られたGKでもある。ゾマーを獲得しようとしたことは、このクラブが危機的状況においても良い判断をして仕事ができることを、またしても示したように思う」 「直近の2、3年を振り返ってみても、インテルは代えの利かないように見えていた選手を突如として失っても、アイディアのある補強をし、後悔することはほとんどなかった。それは偉大な功績であるように思う」