【12球団戦力分析】阪神・藤浪とロサリオが13年ぶり優勝のカギを握る
昨季は広島が37年ぶりのリーグ連覇を遂げたセ・リーグ。2018年も広島の個の力は高いレベルにあるが、若虎の成長で戦力の厚みが増している阪神、日本シリーズ進出の自信と勢いを保つDeNA、覇権奪回を誓う盟主・巨人もセ界の頂点に立つことを現実目標としている。松坂大輔が加わった中日、小川淳司監督&宮本慎也ヘッド体制で巻き返しを期すヤクルトも、“混セ”の演出に一役買うことになるだろう。混戦必至のペナントレースを抜け出すのは果たして――。 ※記録は3月17日時点 ■2018開幕カード VS.巨人(東京ドーム)2017対戦成績 10勝13敗2分 勝率.435 (ホーム3勝7敗2分・ビジター7勝6敗0分) 予想開幕投手 メッセンジャー(4年連続5度目) 12球団No.1の中継ぎ陣は今年も盤石。昨季は5人もの60試合登板投手を出し、今季は蓄積疲労が懸念されるが、もしそうなったときには石崎剛や松田遼馬などがおり、そう大崩れはしない。もしクローザーのドリスがケガなどで戦列を離れたとしても、マテオにも経験があり、問題はない布陣だ。 不安なのは先発か。今のところ貯金の計算ができるのはメッセンジャーと秋山拓巳くらい。やはり優勝するためには、昨季3勝のみの藤浪晋太郎の復活が不可欠だ。オープン戦では試合の中でジキルとハイド的な顔を見せ、どちらが本物の藤浪なのか、まだつかみ切れていない。もし、登板初戦で好投をすれば波に乗るかもしれない。 一方で不安がありながらも・・・
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週刊ベースボール