明治-昭和の房総、絵葉書で 「たぬきコレクション」展も 18日まで木更津
明治・大正・昭和の県内各地の風景を写真で一望できる企画展示「絵葉書(はがき)でみる昔の房総」が、木更津市立図書館で始まった。大小さまざまな置物を中心とする「たぬきコレクション」展を同時開催している。18日まで。 「絵葉書でみる昔の房総」は、図書館所蔵と君津市在住の郷土史家、坂井昭氏から昨年寄贈された約1600点の中から拡大パネルを含め277点を披露する。木更津をはじめ、内房、南房、外房、下総の地域別で展示を構成。それぞれ撮影年代は不詳だが、かつての名勝地のにぎわいや神社仏閣、街並みなど、往時の雰囲気を伝えている。
一部は、20日から順次デジタルアーカイブとして図書館電子図書サイト内で公開される。 「たぬきコレクション」は、米軍属として来日したH・M・ギルモア氏が日本各地で収集した。1958年、離日に当たって市に寄贈された約400点の一部を展示し、どのタヌキも愛らしい姿を見せている。 また、さまざまなタヌキの絵の寄せ書きは「たぬき八十八態掛物」。画家の小杉放庵の署名や置物と同じタヌキの絵も見つけることができる。 入場無料。午前9時~午後7時。16日休館。問い合わせは同図書館(電話)0438(22)3190。