「生活苦で…」 長崎の県立高職員が470万円を着服 会計担当、県教委が免職処分
長崎県教委は15日、生徒や保護者から集めたお金などを扱う寄宿舎や購買部など五つの私費会計から、計約470万円を着服したとして、県立国見高(雲仙市)の会計年度任用職員の女性(47)を懲戒免職処分にしたと発表した。 県教委によると、女性職員は私費会計の管理を担当。2018年度から24年度にかけて5会計の口座から不正に出金した。各会計での発覚を避けるため、着服分とは別に計約1720万円について口座間で移動させるなどしていた。 県監査事務局の指摘で8月に発覚。着服分は10月までに全額返還された。女性職員は「生活苦だった。たくさんの人にご迷惑をおかけして申し訳なかった」としているという。 また、管理監督する立場にあった同校校長や元校長など4人を同日付で、減給2カ月(10分の1)の懲戒処分とした。