「これはスゴい…」藤井聡太&羽生善治コンビの将棋談義に名人戦“ナゾの昼食+おやつ”、伊藤匠21歳との同学年バトル…観る将マンガ家が興奮
叡王戦、現地取材の雰囲気は…
叡王戦では伊藤匠七段との同学年・21歳対決がヒートアップしています。 <第9期叡王戦> 第1局(4月7日/か茂免)藤井叡王1勝 第2局(4月20日/アパリゾート佳水郷)伊藤七段1勝 第3局(5月2日/名古屋東急ホテル)伊藤七段2勝 第4局(5月31日/柏の葉カンファレンスセンター)藤井叡王2勝 第5局(6月20日/常磐ホテル)? ? 竜王戦、棋王戦に続く挑戦となっている伊藤七段、第3局では藤井叡王の“ホーム”とも言える名古屋対局で勝利を挙げるなど「日々進化しているんだな……」と実感する充実ぶり。一方の藤井叡王も初のカド番となった第4局で快勝を飾り、星を五分へと戻しました。 と、編集担当さんからこんな連絡が。 「叡王戦第3局、第4局と現地で取材したのですが、伊藤七段の進境著しさを肌で感じ取りました。あとは第3局の感想戦で話す様子などからは、同学年の2人の思考がビシビシとぶつかり合っているのを感じ取りました……」 たしかに、ABEMAの中継を通しても内面に秘める覇気のようなものがあったなあ、と納得したところ。 「ということで、同学年バトルでぶつかり合っている絵を描いてください」 そんなリクエストありますか(笑)。とはいえ若き天才同士がタイトルを争うフルセットの最終局は6月20日。絶対に見逃せません。
2)久々の「藤井-渡辺」、豊島九段や若手棋士も快挙!
名人戦では惜しくもタイトル奪還とはならなかった豊島九段ですが、第4局と第5局の間に開催された王座戦で伊藤真吾六段に勝利し、62人目となる公式戦通算600勝を達成しています。 600勝時点での戦績は「911戦600勝309敗(持将棋2)勝率0.660」とのこと。勝率6割を超えると一流棋士と言われるのが納得の成績で、今後も「序盤中盤終盤スキがない」戦いを見せてほしいと願うばかりです。 数々のタイトルを手にしてきた名棋士と言えば……渡辺明九段もタイトル戦の舞台に帰ってきます。5月30日に行われた王位戦挑戦者決定戦で斎藤慎太郎八段に勝利し、昨期名人戦以来となる藤井八冠とのタイトル戦、そして初の王位戦となります。 渡辺九段はご自身の「X」でヒザの不調などがあったと明かしていますが、その中で挑戦者になる……実力の高さを証明していますし、タイトルを奪いに行くチャレンジャーとして、果たしてどんな将棋を指すのでしょうか。 若手棋士の活躍も見逃せません。特に話題になったのは山下数毅三段です。 15歳の山下三段は竜王戦6組で破竹の快進撃を見せ、準優勝を飾りました。 決勝に勝てば「フリークラスでの四段昇段」によるプロ棋士になる可能性がありましたが、藤本渚五段(18)の前に敗戦。とはいえ三段リーグにこのような有望株がいるのか……とあらためて将棋界の新世代が実力を育んでいることを実感しました。 なお20代棋士の躍動という点では、妻氏が「私の推し!」と公言している渡辺和史六段がいます。 竜王戦5組で優勝を果たした渡辺六段は2期連続ランキング戦昇級を決めて七段昇段となりました。ダジャレ解説でお馴染みの豊川孝弘七段も“マンモスビックリ! ”であろう成長ぶりに、今後も注目です。
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