横浜泉中央ボーイズ・宇野和之監督が死去 全国大会出場決めた翌日に 慶大・丸田らを育成した神奈川の名将
横浜泉中央ボーイズ監督の宇野和之さんが1日未明、心不全のため、横浜市内の自宅で亡くなった。69歳。葬儀は家族葬で行い、後日、お別れ会を開く。 前日の6月30日は横浜スタジアムで2試合を指揮し、3年ぶりとなる夏の全国大会・選手権大会出場を決めていた。関係者によると帰宅後も変わった様子はみられなく就寝。翌朝に家族が宇野さんを起こしにいったところ亡くなっていたという。 宇野さんは2001年に監督に就任。21年には孫の宇野日向主将(武相3年)とともに夏の選手権大会に出場。その時以来の全国大会とともにジャイアンツカップのダブル出場を決めたばかりだった。春夏で7度、全国大会に導いた(20年春はコロナ渦で本戦中止)名将だった。 型にはめずに選手の個性を生かし長所を伸ばす指導で、数多くの選手を高校野球へ送り出した。主な教え子には昨夏の甲子園で優勝した慶応・丸田湊斗(慶大1年)、中日ドラフト5位の土生(はぶ)翔太ら。2冠達成の吉報から一夜明けの突然の訃報にチームは悲しみにつつまれた。
報知新聞社