MEGUMI「40代になって思う、30代の自分に“ありがとう”と伝えたいこと」とは?
ドラマや映画での俳優業に加え、プロデューサーとしてもマルチに活躍するMEGUMIさん。40代を迎えるまで、さまざまな苦しみや葛藤を経験してきたそう。インタビュー前編から、悩み多き20代、30代へのアドバイスと当時の自分に伝えたいことをピックアップ。 42歳、ますます輝くMEGUMIさんの今【フォトギャラリー】
20代、30代、40代。大事なのは、その変化をどう楽しむか
――年齢を意識して戸惑った経験はありますか? 例えば、30歳をすぎると急に“姉”扱いされる、など。 MEGUMIさん:ありますよ。40代になると「おばさん」なんて呼ばれて、母になると「お母さん」らしい振る舞いを求められる。私の立ち位置を勝手に決めないでよって思うけれど、そこに抗おうとしてもこちらが疲れるだけ。「しょうがないか」と受け入れるのがいいのかもしれません。大事なのはその変化を自分だったらどう楽しむか、という意識を持つことかな。 20代、30代は、ライフスタイルにいちばん変化が訪れるとき。結婚や出産など、人生の大事な決断を自らしていかなければいけないプレッシャーもありますよね。私もそうだったからわかります。「結婚したいのか、したくないのか」「結婚しながら仕事をしたいのか、それとも辞めたいのか」など、自分の気持ちにきちんと向き合わないといけない。 でも、悩んだり、戸惑ったりした経験がある人こそ、40代を晴れやかに過ごせるはず。さまざまな変化に気づき、きちんと立ち止まりながら自分を変えていく経験はきっと糧になりますよ。
30代の自分に「役者になりたいって悩んでくれてありがとう」と伝えたい
――40代を迎えた今のMEGUMIさんが、30代になりたての当時の自分に会えるとしたらどんな声掛けをしますか? MEGUMIさん:「ちゃんと役者になりたいって悩んでくれてありがとう」って伝えるかな。当時は結婚、出産、育児があって環境がガラリと変わり、本当に苦しかったですし、今と比べると仕事がなかったんです。 そんな中、試行錯誤しながらも、演技の先生をつけて本の読み方、セリフの言い方、感情の表し方などを学びました。10年かかりましたけど、その経験があったからこそ、今、演技の仕事ができているので、まず感謝の気持ちを伝えますね。 あとは、「もっと運動したほうがいいよ」ってアドバイスをします。心と体はつながっているから、運動をすると前向きな気持ちになれるんです。体を動かすことで、どこが痛くて硬くなってしまっているのかを知れて、ちょっとした不調にも気づけるようになります。結果、どんなことにイライラしているのか、モヤモヤしているかがわかるように。体を動かすことは、自分らしくいることにもつながりますから。 >MEGUMIさん、「フェムケアって、自己肯定感がぐっと上がります」自分を幸せにする美容の存在〈インタビュー後編〉へ続く MEGUMI 俳優やタレントとして活躍するほか、映画などのプロデュースにも進出。さまざまなアーティストとコラボレーションをしているウェブサイト『+COLLABORATE』も話題。最近は自身が実践している美容法も注目を集めている。新刊は『心に効く美容』(講談社)。 アクセサリー/blanciris シューズ/GIABORGHINI 撮影/森川英梨 ヘア&メイク/KIKKU スタイリスト/斉藤くみ 取材・文/高田茉莉絵