ベン・スティラー、「ズーランダー」続編の評価にいまだ傷心
ベン・スティラーが、2016年の製作・監督・脚本・主演作「ズーランダー NO.2」の評価について、胸の内を明かした。 1作目「ズーランダー」は、要人の暗殺計画に巻き込まれた落ち目の男性スーパーモデル・ズーランダーの奮闘を描いたコメディ映画。豪華なカメオ出演も話題を呼び、世界興行収入6億ドル突破の大ヒット。15年ぶりの続編となった「ズーランダー NO.2」は、製作費5,000万ドルに対して世界興収5,600万ドルと期待を大きく下回る成績となってしまった。 スティラーは2024年12月上旬に出演したトーク番組で、「批評家に最も誤解されたり、不当に扱われたりした作品はどれか?」と質問されると、「ズーランダー NO.2」を挙げた。 「批評家の好き嫌いを分析するのはとても難しい。批評家が作品を好きな理由にはいつも驚かされるし、嫌いな理由にもいつも驚かされる。とても主観的だから」と恨み節がさく裂。「そんなにひどい作品ではないし、批評家にあそこまで好かれないのがよくわからない。でもきっと僕が間違っているんだろうね」と、煮え切らない胸の内を語った。 米Deadlineによれば、スティラーは24年上旬にも、デビッド・ドゥカブニーのポッドキャストで「ズーランダー NO.2」の不振について、「あの作品で一番怖かったのは、自分が面白いと思うものを失いつつあること、自分自身が信じられなくなることだった」と語っており、公開から8年以上経ったいまも、心の傷はいえていないようだ。 スティラーの最近の作品では、監督として参加するApple TV+のドラマシリーズ「セヴェランス」のシーズン2の製作が進められているほか、大ヒットコメディ映画「ミート・ザ・ペアレンツ」シリーズの第4弾の出演交渉も報じられている。