「ベタ踏み坂」撮影ポイントも紹介! 松江・大根島の「推し」マップ完成 ボタンや溶岩トンネルも 地元有志が町民100人に聞いて制作 島根
島根県松江市八束町の町民有志が地域を紹介する絵地図「島根県大根島みんなの推し推しMap」を発行した。ボタン園や珍しい自然、バラエティー豊かなお店を手書きのイラストで紹介している。 【写真】「ベタ踏み坂」がインスタで脚光、海外でも人気に 「映える」撮影スポットはどこ?
町民9人でつくる「絵地図による大根島の魅力発信プロジェクトチーム」が作成。市立義務教育学校八束学園の児童・生徒や町民ら100人からおすすめのスポットを聞き、A2判の裏表に約100カ所を掲載した。 協力した町民から特に人気が高かった波入エリアは、江戸時代から残る神社や、町内に年間40万本植えられるボタンの発祥の地とされる全隆寺などがある。国指定天然記念物の溶岩トンネル「竜渓洞」など珍しい自然も残る。ベタ踏み坂と呼ばれる「江島大橋」が壁のように見える撮影ポイントも記載した。 参考にしたのは安来市清水町の古刹(こさつ)・清水寺の絵地図。手がけた絵地図作家・日野唯史さん=広島市在住=に作画を依頼した。 国や市の補助金200万円で絵地図2万部を作り、松江市八束町波入の日本庭園・由志園や市八束支所で配っている。チームの豊島美紀代表は「大根島には魅力がたくさんあるので絵地図を見てリピートにつながってほしい」と期待した。