[山口県]長門観光4年ぶり200万人突破 昨年の焼き鳥イベントがけん引 青海島・仙崎地域が好調
長門市は、2023年の観光客動態調査の結果をまとめた。市内を訪れた観光客数は約201万1千人で前年に比べて2・4%(約4万8千人)増え、2019年以来4年ぶりに200万人を突破した。8月に行われた焼き鳥イベントが引き上げた。 市観光政策課によると、道の駅センザキッチンは約73万2千人(前年同期比約3千人増加)、千畳敷は約14万人(同約4万5千人減)で、県内有数の観光スポット、元乃隅神社は非公表。全国の焼き鳥の名店が集った「やきとりJAPANフェスティバル」は8月の2日間で約5万5千人が訪れた。 地域ごとでは青海島・仙崎地域が約87万2千人(同約2万7千人増)、湯本地域が約56万7千人(同約5千人増)、三隅地域が約7万2千人(同約5千人増)とそれぞれ前年を上回った。一方で、油谷・日置地域が約88万9千人(同約4万1千人減)、俵山地域が約17万9千人(同約9千人減)と減少した。 宿泊客は、前年に比べて約8千人増加し約38万3千人。2022年12月から23年2月に実施した、宿泊料金に応じて最大2千円の商品券がもらえる「ながと泊まっ得キャンペーン」が閑散期の利用者を押し上げたとみられる。 ピーク時の18年の観光客数は約253万8千人。同課は今年の目標を250万人に設定しており、「イベントをやりつつ長門市の魅力をどんどん発信していきたい」としている。