最優秀賞に土屋さん JA安房鴨川水稲研究会の米の食味コンクールで(千葉県)
鴨川市内の米の生産者で組織する「JA安房鴨川水稲研究会」(田代朗会長、会員数41人)は、JA安房鴨川支店で、米の食味コンクールの表彰式を行った。最優秀賞の鴨川市長賞には、土屋倫男さん(74)=同市来秀=が選ばれた。 同コンクールは、鴨川産米のPRと品質向上、生産者の技術向上を目指し継続しており、27回目。昨年秋の収穫後に同研究会の会員に呼び掛け、出品されたコシヒカリなど44点を、安房農業事務所や同市、JAの職員らで審査し、各賞を決定した。 土屋さんは、コシヒカリやふさおとめ、いのちの壱の3品種を640アールで耕作。今回はコシヒカリを出品し、「『ちばエコ農産物』として認証された安心・安全米。鴨川にもおいしいお米があるということが広まってほしい」と話している。 会場では、上位3人の生産米や、新潟県で開催された第25回米・食味分析鑑定コンクール国際大会で入賞した会員の永井博康さんの「夢ごこち」の試食もあり、来場者が食べ比べた。 他の入賞者は次のとおり。=敬称略 ▽県議会議員賞=廣部信義 ▽市議会議長賞=植松幸雄 ▽県安房農業事務所長賞=川名一将 ▽県農業共済組合長賞=永井貞夫 ▽市農業委員会長賞=横島英徳 ▽安房農業協同組合長賞=満田安孝 ▽鴨川水稲研究会長賞=髙梨智一