チャールズ国王とヘンリー王子、2014年撮影

イギリスのチャールズ国王ががんと診断されたことを受け、アメリカで暮らす国王の次男ヘンリー王子が、父を見舞うため近日中に帰国する予定だという。 【写真】かつては こんなに"仲良し" だった....ウィリアム王子＆ヘンリー王子のベスト兄弟モーメント バッキンガム宮殿は2月5日（現地時間）に発表した声明で、国王が1月下旬にロンドン市内の病院で前立腺肥大症の治療手術を受けた際、がんが見つかったことを明らかにしている。ただ、関係者によると、国王は「前立腺がんではない」とのこと。 この声明が公表された後、チャールズ国王は滞在していたノーフォーク州のサンドリンガムからロンドンに戻り、すでに外来での治療を開始している。そのほかバッキンガム宮殿は声明で、次のように明らかにしている。 「チャールズ国王は、医療チームの迅速な介入に感謝しています。これは、（1月に受けた前立腺肥大症の）手術治療のおかげです」 「国王は治療に対して非常に前向きで、可能な限り早い時期に、公務に完全に復帰できることを心待ちにしています」 「国王は憶測を避けるため、そして世界中のがん患者に対する人々の理解が深まることに役立てばとの願いから、診断の結果を公表することを選択しました」 チャールズ国王が前立腺肥大症の治療を終え、ロンドンの病院を退院したときには、宮殿は声明で、「国王は医療チームと、受診に際してサポートしてくださったすべての皆さん、そしてお見舞いの言葉をくださったすべての方々に、感謝しています」と述べていた。 なお、ヘンリー王子が帰国中、手術を受けたばかりのもうひとりのロイヤル、義姉のキャサリン皇太子妃も見舞うかどうかについては、いまのところ明らかになっていない。 腹部の手術を受けたキャサリン皇太子妃は現在、自宅で療養中。公務に復帰するのは、イースター（復活祭、今年は3月31日）以降になる見通しとされている。