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（ブルームバーグ）： 米ウォルト・ディズニーとボブ・アイガー最高経営責任者（ＣＥＯ）は、資産家ネルソン・ペルツ氏のトライアン・ファンド・マネジメントとの数カ月に及ぶ委任状争奪戦に勝利しそうだ。事情に詳しい関係者が明らかにした。

ディズニーが３日に開く株主総会で、米資産運用会社バンガード・グループはディズニー提案の取締役候補を支持している。部外秘の情報だとして関係者が匿名を条件に語った。現在は投票数の60％余りが集計された段階となっている。

ロイター通信によれば、ディズニーは取締役会に対するトライアンの異議申し立てを退けるのに十分な株主票を確保した。ディズニーの広報担当者はコメント要請にすぐに応じず、トライアンはコメントしなかったとロイターは伝えた。

「割安な」ディズニー株が快調、投資家の視線は委任状争奪戦の先に

ブルームバーグのデータによると、バンガードはディズニーの筆頭株主で約8.3％の株式を保有。株主２位で6.7％を持つブラックロックもディズニー側の候補を支持していると関係者は説明。ディズニー取締役会はリーダーシップと戦略を巡り挑むトライアンの取り組み阻止を狙っている。

ティー・ロウ・プライスやノルウェー中央銀行投資管理部門（ＮＢＩＭ ）、バリューアクト・キャピタル・マネジメントもディズニー側を支持。最も大きい投資家グループは個人投資家で約30％を保有。個人投資家は委任状争奪戦では経営陣側につく傾向がある。

トライアンとバンガード、ブラックロックの担当者はコメントを控えた。ディズニーの広報担当者はコメント要請にすぐに返答しなかった。

原題：Disney Moving Closer to Win Over Trian With Vanguard Backing (1)、Disney Gets Enough Votes to Win Proxy Fight With Trian: Reuters（抜粋）

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