IMP.佐藤 新が取材 大地震発生時の避難 体験を通して学ぶ【IMPress.】
■避難生活とその備えについて学ぶ
続いては避難生活について学ぶことができるエリア。実物大の展示で避難所の様子を再現しています。 佐藤 新さん 「あ~避難所だ。実際、能登にいった時もこんな感じでしたね」 実は、佐藤さんたちIMP.のメンバーも震災直後、 能登半島にボランティアとして現地を訪れていました。 佐藤 新さん 「避難所としての環境が整っていない部分がものすごく多くて、がれきとかガラスとかたくさん落ちていて、冷たい空気とかどんどん入ってきちゃうんですよ」 こちらの展示には、避難所でどのように過ごしたらいいか、そのヒントなどが記されていました。そんな避難所のエリアに今年8月、新たな展示が加わりました。 佐藤 新さん 「だいぶ景色が変わりましたよ。本当に家ですね。避難所にこういうところがあるんですか? 」 長谷部 隆介さん 「在宅避難。建物の耐震化が進んでるところが増えてまして。また、それぞれの個性に合わせた備えの製品がたくさん出ています」 『在宅避難』に関する展示です。東京都によれば、大災害が起きたとき、避難所に受け入れられる人数は都の人口約1400万人に対し、約320万人だといいます。こちらでは『在宅避難』とその備えについてわかりやすく展示しています。 『在宅避難』に必要なポイントは3つです。 まず1つ目は、建物の耐震性が高いこと。各自治体に登録された建物の耐震診断ができる専門業者やアドバイザーにお願いができます。 2つ目は、浸水のリスクが低いこと。おもに津波による被害ですが、こちらは、各自治体のハザードマップなどで確認できます。 3つ目は、十分な防災備蓄の用意です。電気や水道などのライフラインが止まっても大丈夫なように水、食料、カセットコンロ、簡易トイレなどを用意しておきましょう。 一方で、避難所の環境も変わろうとしています。今月、政府は自治体に対して、環境をより良くするため避難所の指針を改定したんです。これまで定めていなかった「トイレの数」や「居住スペースの広さ」など少しでも快適に過ごせるために、基準を定めました。 ミライへ向けた避難所への取り組みは広がってきています。 (12月27日『Oha!4 NEWS LIVE』より)