がん闘病から復帰「グラビア・オブ・ザ・イヤー2021」グランプリの藤乃あおい、フリーター時代は週6バイトをこなしていたパワフルな素顔
実は髪の毛が短いのも、抗がん剤の副作用で抜けてしまったから
ーー性格はサバサバしているけど、グラビアは極限までセクシーで美しい。その二面性が魅力的です。だから、デビューすぐにグラドルのトップに躍り出たんだと思います。当時、ブレイクの実感はありましたか? 「私はもともとグラビア業界に詳しくなくて、他のグラドルさんが、どれくらいの人気なのかもまったく知らない状態でした。 ファンの方が“すごいね”と言ってくださって初めて“そうなんだ……”と思っていたくらいです。マネージャーさんの営業力が、すごいんです。ただ、マネージャーさんに付いていったら、こんな感じになりました(笑)」 ーーそもそも、冒頭にも登場した1stDVDは、11月発売なのに年間DVD売上1位を獲得したなんて、驚異的です。 「あれには“嘘やろ!? え、ほんと!?”と、純粋にびっくりしました。グラビアオブ・ザ・イヤーもいただきましたし、いろいろな人に感謝しながら、ここまでやってきました」 ーーさらに今年は病気も乗り越え、今は順調に活動再開しています。 「実は髪の毛が短いのも、抗がん剤の副作用で抜けてしまったからで。一時期は髪もまつ毛も眉毛もなかったんですが、復帰した8月までには美容室にも行けるぐらいまで伸びました」 ーー体もメンタルも、元気そうで安心しました。さっき小耳に挟んだんですが、復帰前にバイトをしていたとか……? 「暇だったんです(笑)。体力もつけたかったし、生活習慣を見直したかったし、適度なリズムで働いていました。フリーター時代は定休日の日曜以外、全部、お店に出ていたくらいのバイト人間だったので、まったく苦じゃないんですよね」 ーーファンにバレなかったですか? 「全然! 夏以降、グラビア復帰してからは忙しくて、シフトに入れなくなってしまって、フェードアウト中なんですけどね」 ーー仕事人間ですねえ。
待っていてくれた方たちに、まずは「ありがとう!」を伝えたい
ーー藤乃さんの恋人になる男性は、パワフルじゃないと務まらないかも(笑)。好きな男性のタイプはなんですか? 「芯があって、自分の言った言葉に責任が持てる人! あと、口だけじゃなく、行動できる人。というのを前提に、一緒にいて楽しかったり落ち着けたり、ノリが合う人、飾らない人も好きです。あとは……」 ーーどんどん出てきますね。逆に苦手な男性は? 「タイプは、それくらいです(笑)。苦手な人は、男性も女性もそうなんですが、いないんですよ」 ーーそれは素晴らしい! 「しいて言うなら、礼儀がない人かな。“ありがとう”“ごめんなさい”が言えない人は、ちょっとなあと思うかもしれません」 ーー人としての基本ですね。最後になりますが、今後の目標を教えてください! 「ちょうど闘病前にファンクラブを作り、何もできないまま療養に入ってしまいました。その間、ずっとファンクラブに入り、待っていてくれた方たちに、まずは“ありがとう!”を伝えたいです。 私が何もできない状況でも、ファンクラブ内のチャットで、応援コメントを送り続けてくれた方もたくさんいて、“”「ありがとう!」しかないです。これからは、ストップしていたDVDや写真集の仕事を再開して、皆さんの前にお届けできたらと思っています!」 藤乃あおい(ふじの・あおい) 1998年9月29日、石川県出身。20年7月にデビューすると、イメージDVD『w.a.l.k!』が「グラビアアイドル・イメージビデオ年間売上」(DMM)で1位。21年12月には、「グラビア・オブ・ザ・イヤー2021」(キネマ旬報社)でグランプリを受賞した。25年1月30日には写真集『ハレテヨカッタ』(講談社)の発売が決定した。 THE CHANGE編集部
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