DV避難者の住所漏えい…市職員、書類を受け取った人の反応で誤り気付き回収
愛媛県西予市は4日、家庭内暴力(DV)の避難者2人の住所が記載された戸籍の付票謄本を、支援措置を申し出た人以外に誤って交付したと発表した。市は該当者に謝罪し、転居をする場合は費用負担などの支援をするとしている。
6月21日に1件の交付申請があり、職員が確認を怠って誤交付した。この戸籍の中に、DV避難者で現住所を知られたくない2人も入っていた。本来は2人を除いた抄本を交付しなければならなかったという。
交付を受けた人の反応で職員が誤りに気付き、その場で回収したが、住所の情報が漏れたという。職員の確認不足と思い込みが原因といい、市は今後、2人以上で確認するなど、再発防止を徹底するとしている。