【MLB】ムーキー・ベッツは右翼手として戦列復帰へ ロバーツ監督がプラン変更を明かす 早ければ来週復帰
故障者続出の影響で戦力ダウンし、2位パドレスに2.5ゲーム差まで迫られているドジャース。このゲーム差は日本時間4月26日以降、最も小さい数字であり、チームの早期立て直しが必要となっている。そんななか、6月中旬に左手を骨折して離脱したムーキー・ベッツの戦列復帰が目前に迫っている。離脱するまでMVPレースの先頭を走っていたベッツは、早ければ日本時間8月13日に行われるブリュワーズ戦から復帰できる見込みだ。ただし、離脱前の定位置だった「1番・遊撃」ではなく「2番・右翼」での戦列復帰が予定されている。 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は先日、ベッツの戦列復帰後も大谷翔平に1番を打たせる方針を明らかにした。大谷はベッツの離脱後、1番打者に起用され、43試合で15本塁打、OPS1.040を記録。大谷が1番打者として好成績を残していることに加え、左打者の大谷とフレディ・フリーマンが2番と3番に並ぶことを避けるため、大谷とフリーマンのあいだにベッツを置く打順を採用する考えだという。これにより、相手チームは試合終盤、大谷(左)、ベッツ(右)、フリーマン(左)、ウィル・スミスもしくはテオスカー・ヘルナンデス(ともに右)と並ぶドジャースの上位打線にどのリリーフ投手をぶつけるべきか、判断が難しくなる。 ロバーツ監督はベッツを2番打者として起用する方針を明らかにした時点では、ベッツを引き続き遊撃手として起用していく構想を持っていた。しかし、日本時間8月10日にはベッツを本職の右翼手に戻すプランを明言。遊撃でベテランのミゲル・ロハスが奮闘している一方、外野は25本塁打のヘルナンデス以外は迫力に欠ける状況が続いており、チーム全体のバランスを考えたときに、ベッツを右翼に戻すのがベターという判断に至ったようだ。もちろん、ベッツにかかる負担を軽減したいという狙いもあるのだろう。 地区3連覇に向けて正念場を迎えているドジャース。「2番・右翼」でベッツが復帰することで、チームは再び勢いづくのだろうか。約2ヶ月ぶりに戻ってくるスーパースターのプレーに注目だ。