阪神・前川右京、ラスト紅白戦は4番「長打がほしい。ちゃんと振って…」
阪神秋季キャンプ(15日、高知・安芸)阪神・前川右京外野手(21)が16日の今キャンプ最後の紅白戦に白組の「4番・左翼」で出場予定。「いかに対投手で角度のついた、いい打球を打てるかだと思う。ちゃんと結果と釣り合わせながら練習したい」と意欲を示した。 3日と9日の紅白戦では2番を任されたが、安芸での総仕上げの一戦でついに4番だ。9日には右中間二塁打も放っており「前みたいな長打がほしい。ちゃんと振って(いきたい)」と、あらゆることを試せる時期だからこそ、取り柄を存分に発揮し、収穫と課題を見つける。 昨季、全試合4番を務めた大山がFA宣言。前川は「そこまでの実績を残されたことがすごい」と尊敬している。先輩の去就は不透明だが、前川が背中を追いかけることに変わりはない。「自分は自分のやるべきことをやるだけ。今年、1軍で出させてもらったので、来年はよりそのチャンスをつかめるようにやっていくだけ」。実りの秋にするために、力強いスイングを披露する。(須藤佳裕)