【パリ五輪出場を目指すU23日本代表、韓国に敗れて露呈した課題(2)】FW陣沈黙の決定力不足と、分かっていたセットプレーの重要性……荒木遼太郎「ここからが本当の戦い」
U―23サッカー日本代表は韓国代表に対して最少失点で敗れることとなった。決定機は何度かあった。開始3分での平河悠のドリブル突破からのクロスの場面然り、終盤に選手を交代したうえで訪れたいくつかの場面も然りだ。 ■【動画】佐藤恵允が決められず……後半アディショナルタイムに迎えたU23サッカー日本代表の決定機場面!■ しかし、そこで露呈したのが決定力不足だった。この試合で攻撃のタクトを振るった荒木遼太郎が「前節のように決定力不足が出た試合。良い崩しはできているので、ゴール前の決定力だけだと思います」と振り返れば、後半途中から出場した松木玖生も「後半に押し込んだ時間があったものの、そこで決めきることができずにこういう結果になってしまった」と話す。 ここまで3試合を戦って日本代表が決めたゴール数は「3」。中国、そしてUAEを相手に多くのチャンスを作ったことを考えれば、物足りない数字である。特にセンターフォワードに入った選手は今大会3試合でまだゴールを決めることができていない。もっといえば、この大会を前に組まれたマリ代表戦(3月22日/京都府亀岡市)とウクライナ代表戦(3月25日/福岡県北九州市)の2試合でもゴールできていない状態にあるのだ。 韓国戦に右サイドで出場した藤尾翔太は試合前に、「クロスのタイミングなど、練習の中でコミュニケーションを取っている」と得点に向けて積み重ねていることを明かしていただけに、決勝トーナメントでは期待がかかる。
■荒木遼太郎「ここからが本当の戦いだと思う」
ただし、韓国も流れの中から得点したわけではない。スコアレスで迎えた後半30分に獲得したコーナーキックを生かしてのものだった。日本代表から見て左で与えたCK、相手のキッカーがファーに蹴ったものをキム・ミヌに合わせられての失点となった。 「セットプレーでやられてしまった。堅い試合だからこその攻守のセットプレーの重要さっていうのは、選手もすごく重要視していた」 松木は悔しさをこう言葉にしている。 この大会において、選手の口からはセットプレーの重要性は何度も出ていた。韓国戦を前に藤田譲瑠チマは、「簡単にセットプレーを渡さないことが第一。セットプレーの守備練習はしている」と警戒していた。分かっていても試合を動かすものだからこそ、カタール戦では逆に生かす形にしなければいけない。 決定力不足やセットプレーなど、大岩ジャパンが露呈した課題はいくつかある。しかし、間違いなく言えるのはグループステージを突破したという事実だ。先述したように、韓国に勝っても負けても決勝トーナメントで2勝しなければ、パリ五輪の出場権は得られない。 荒木遼太郎が「ここからが本当の戦いだと思う」と話すように、重要なのはここから。韓国代表に味わった悔しさを、まずはカタール相手にぶつける。
サッカー批評編集部
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