工藤遥「同い年の友達」とプリクラを撮った夜
写真を撮ることにこだわりを持つアーティストや俳優・声優による連載「QJカメラ部」。 【写真】工藤遥、鏡越しの自撮りショット 木曜日は、2018年から俳優活動をスタートし、数々の映画やドラマなどに出演する工藤遥が担当。 フィルムカメラを相棒とし、日々の何気ない風景を撮り溜めている。そんな彼女が、日常の中で、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
同い年
ドラマや映画の撮影現場で、 同い年と出会える機会がほんと~うに増えた。 俳優さんだけでなく、スタッフさんの中にも めちゃくちゃ同い年が増えた。 うれしい。とってもうれしい。 私の知らないアレコレができて、 いろいろな難題と闘ってて、 ひとつの作品を一緒に作るところから 友達になれたりする。うれしい。 2年前の夏、ドラマの現場で知り合い、 気がついたら仲よくなっていた助監督さん。 【写真1】 顔が小さくて、おめめくりくりで、 『ラブ and ベリー』のTシャツを着てた。 お互い、やりたいことや展望が明確だから、 夢をダラダラ語りながら、 共感し合いながら、励まし合いながら。 年が同じなだけで、初対面の謎の壁が、 一気に崩れる感じがしてうれしい。 大人になってできる友達って、 なんか、また特別だなぁ、って。 数年ぶりにプリクラを撮りながら、 ワイワイした夜に、じんわり思ってた。
撮影・文=工藤遥