「ゴキブリ駆除して」など3割が緊急性なし 昨年の110番件数、那覇署は全国2位 不急の要件は「#9110」利用を
「110番の日」の10日を前に、那覇署は9日、サンエー那覇メインプレイスでイベントを開き、110番の適正利用を呼びかけた。那覇署は受理件数が全国トップクラス。有馬勇司副署長は「緊急対応が遅れないよう、相談や問い合わせは『#9110』を活用して」と話した。 「男2人に現金200万円盗まれた」うその通報した男を逮捕 県警によると、昨年1~11月の県全体の110番受理件数は約20万2千件で、うち那覇署は約4万5千件を超えた。以前から全国でも上位で、2023年度の通報件数は警視庁新宿署(東京)に次いで全国で2番目に多かった。 昨年の通報の約3割は、いたずらや無言電話、緊急性のない相談。車庫証明や免許更新などの問い合わせのほか、「ゴキブリの駆除をしてほしい」「近くで宿泊できる宿を教えて」など、警察とは明らかに関係のない通報もあったという。 イベントでは、FECオフィスの芸人「やぎのシルー」さんを一日署長に任命。「不要不急のいたずら電話はだめぇ~」とユーモアたっぷりに呼びかけた。(社会部・垣花きらら)