「こまねこのかいがいりょこう」プレミア 気の遠くなる撮影方法にキンタロー。も驚いた
Netflixシリーズ「リラックマとカオルさん」や、前代未聞のストップモーション時代劇「HIDARI」などを手掛ける、日本の“こま撮り“アニメーションの最高峰ドワーフスタジオの最新作「こまねこのかいがいりょこう」が、10月25日から公開される。 これに先立つ10月22日、新宿バルト9でプレミア上映が実施され、同作の合田経郎監督と、こまねこの着ぐるみをまとった「キンタロー。」が登壇し、作品の魅力を語った。 冒頭、前田敦子のモノマネで笑いを取ったキンタロー。だったが、合田監督が「今日は遠いところありがとう」と声をかけると、すかさずキャラ変。「長い間、撮影に携わってくださってありがとうございます。来る日も来る日も、監督はドーナツをかじりながらボクを徹夜で動かしてくれたんです。やっと喋れるようになりました」と、こまねこが憑依したように語るキンタロー。に合田監督も「20年やったからね。喋れるようになったね」とのっかり、息のあったアドリブを見せていた。 撮影は全編こま撮りで実施されているが、どれぐらい時間がかかるのかという質問に、合田監督が「人形をちょっとずつ動かしながら、写真を撮っていくという作り方で、1秒間に24コマ必要なので、作れるのが1日5秒くらい」と明かすと、キンタロー。は「えーっ! びっくり!」と驚きの声を挙げた。今回の新作も尺は8分だが、制作期間は1年を要したという。 25日からの公開では、新作の「こまねこのかいがいりょこう」に加え、2006年に「こま撮りえいが こまねこ」として劇場公開されたエピソードの中から、「はじめのいっぽ」(5分)、「こまとラジボー」(9分)、「ほんとうのともだち」(26分)の3作品もあわせて上映される(4作品合計50分)。