Aマッソ加納 脚本家デビュー 目標はバカリズム「完全に意識しています」ネタ作り生かし新境地
お笑いコンビ・Aマッソの加納愛子(35)が、中京テレビの4月期連続ドラマ「スナック女子にハイボールを」(4月4日スタート、木曜、深夜1・04)で初めて連続ドラマのオリジナル脚本を手がけてデビューすることが12日、分かった。 【写真】スナック女子らしくお酒を手に笑顔! 脚本を手がけたAマッソ・加納 コンビのネタ作り、構成や演出、エッセー、小説の執筆など書き手として注目を浴びている加納が新たな分野へと裾野を広げた。物語の舞台は夜の社交場スナック「マーガレット」で、店内での人間もようを描く。「他人に興味があることがベースになっています。世代や立場を超えた直接的な交流が希薄なこの時代、スナックを通じて人と人とが関わっていく面白さを書かせていただきました」と力を込めた。 ママ役には女優・山口紗弥加(44)を起用。常連客は北香那(26)が務める。近年は「スナック女子」と呼ばれるOLが増えているという。後輩芸人とスナックへの取材を重ねた加納も、その魅力にはまった。「偏見でママって、うざいんだろうなと思っていたけど、全然、うざくなかった。スナックって適当にしゃべれるところがいい。違う世代の人との会話の中で、気付き合ったり、楽しさを見つけてもらえるドラマ」とPRした。 脚本家としてお笑い界の先駆者となったバカリズムは目標だといい「完全に意識していますよ。作品のファンで、自分の特技を見つけ、アイデンティティーを探す意味でも勉強させていただいてます」。独自の世界観で執筆している加納。「一つの物作りをやることの楽しさを感じております」。全10話まで筆を走らせる。 ◆加納愛子(かのう・あいこ)1989年2月21日生まれ、大阪府出身。同志社大学中退。2010年に村上(現・むらきゃみ)とともにAマッソを結成。ネタ作りを担当。20年には初のエッセー「イルカも泳ぐわい。」(筑摩書房)を、22年には初の小説集「これはちゃうか」(河出書房新社)を刊行。同年にはNTV「女芸人No.1決定戦 THE W」のファイナリストに進出した。趣味・読書。B型。