『サイバーパンク2077 アルティメットエディション』情報まとめ。2月15日にPS5パッケージ版が発売。拡張パック“仮初めの自由”も含めた完全なるナイトシティを満喫
文:ありみち 2024年2月15日(木)、国内向けにプレイステーション5(PS5)パッケージ版『サイバーパンク2077 アルティメットエディション』がスパイク・チュンソフトから発売された。 【記事の画像(20枚)】を見る オープンワールド・アクションアドベンチャーRPG『サイバーパンク2077』と、スパイスリラー拡張パック“仮初めの自由”がセットになった完全版。国内向けかつ、プレイステーション5(PS5)向け『サイバーパンク2077』としては、デジタル版も加えパッケージ版は初となる。 また、デジタル版『サイバーパンク2077 アルティメットエディション』はプレイステーション5も含め、CDPROJEKT REDからの発売となる。なお、Xbox Series X|S、PC向け『サイバーパンク2077 アルティメットエディション』はすでに配信されている。 『サイバーパンク2077』とは 『サイバーパンク2077』は、『ウィッチャー』シリーズを手がけたポーランドのゲームメーカーのCD PROJEKT REDが開発したオープンワールドアクションRPG。テーブルトークRPG『サイバーパンク』シリーズの世界観をもとに、2077年の未来を舞台としている。 『サイバーパンク2077』はプレイステーション4、Xbox One、PC向けに2020年12月に発売された。本作の開発が発表されたのが2012年10月、そして2回の発売延期を経てリリースとなった。 同社開発の『ウィッチャー』が人気作であり、人気俳優であるあのキアヌ・リーヴス演じるキャラクターがゲームに登場するということもあって、プレイヤーからの期待値はかなり高かった。しかし、発売当初は不具合が多く、当時は評価を下げてしまった作品だった。 しかしそれから2年後の2022年9月からアニメ『サイバーパンク エッジランナーズ』が放送され、世界中で大ヒットを記録。さらに、地道にアップデートを重ねて不具合がほとんどなくなったことと、アニメが大ヒットしたことにより原作であるゲーム本編にも注目が集まった。 あらすじ ナイトシティで成り上がり、ビッグネームになることを夢見るV(ヴィー)は、相棒のジャッキーとともに、とある大きな仕事を引き受ける。その過程で、Vは頭の中に“Relic(レリック)”というチップが埋め込まれ、そのチップに刻まれた人格コンストラクトの“ジョニー・シルヴァーハンド”と共存することに。 しかし、ジョニーとの共存は、そう長く続かない。RelicをそのままにしておくとVの脳に大きな負荷がかかり、いずれVの命は尽きるからだ。Vが消えるか、ジョニーが消えるか。Vとジョニーの命がけの日々がナイトシティで始まる。 バックグラウンドで選択肢が変わるシステム 『サイバーパンク2077』では、主人公Vのキャラクター作成時に、異なる3つのライフパスからひとつを選択する。このライフパスはいわゆるバックグラウンドで、Vの出身や過去に所属していた組織を選ぶのだ。 ライフパスはノーマッド、ストリートキッド、コーポレートの以下の3つ。 ノーマッド:ナイトシティ郊外の砂漠地帯で生活する集団。所属するファミリーが解散してしまったため、ひとりに。 ストリートキッド:生粋のナイトシティ育ち。貧しい生活を送りながらも、仲間を大切にしてきた。 コーポレート:ナイトシティの大企業“アラサカ社”に勤めるエリート。 ライフパスの違いで、キャラクターとの会話中に異なる選択肢が現れ、細かい会話の分岐がある。ストーリー本編には直接的に影響しない。 登場キャラクター ジョニー・シルヴァーハンド Vの頭に埋め込まれたチップ“Relic”に宿る人格。 2020年代に活躍した伝説的なロックバンド“サムライ”のリーダーで、反体制側の革命家でもあったが、2023年に起こった企業間の争いで死亡したとされている。その姿はVにしか見えず、会話もVとしかできない。 ジャッキー・ウェルズ Vの相棒。ヘイウッドの出身で、もともとはギャング“ヴァレンティーノズ”に所属していた。 最初に選択したライフパスによって、Vとジャッキーの関係性、出会いは異なる。 ジュディ・アルヴァレス ギャング“モックス”に所属する優秀なテッキー。天才的なブレインダンスエディターでもある。エヴリンとは旧知の仲。 エヴリン・パーカー もとギャング“モックス”の一員。フィクサー経由でVにRelic強奪を依頼した謎多き女性。 ゴロウ・タケムラ 巨大企業“アラサカ社”のCEOサブロウ・アラサカのボディーガードを務める男性。義理堅い性格で、常に雇い主のサブロウのことと、アラサカ社のことを考えて動く。 危険と魅力が隣り合わせなナイトシティ ナイトシティは6つの地域と、郊外のバッドランズで構成されている(拡張パック“仮初めの自由”でエリアがひとつ追加)。 ワトソン:武器企業ワトソン社が牛耳る地域。地域全体が貧困層となっており、治安はあまりよくない。 ウエストブルック:ラスベガスを彷彿とさせる繁華街。その中でも日本や中国、韓国などのアジア系の街並みが広がる“ジャパンタウン”の活気は凄まじい。 ヘイウッド:ギャング“ヴァレンティーノズ”が支配する地域。治安がいいとは言えず、そこかしこにストリート系の落書きが目立つ。 サントドミンゴ:薄汚れたアパートが乱立する貧民街。 パシフィカ:リゾート地にする計画が頓挫し、放棄された土地。ギャング“ヴードゥーボーイズ”の根城でもある。 シティ・センター:企業のビルが建ち並ぶビジネス街。 バッドランズ:ナイトシティ郊外に広がる荒野。ノーマッドたちがコミュニティを形成している。 パークとサイバーウェアの選択で様変わりする戦闘システム 本作ではサイバーパンクの世界らしく、身体の一部をサイバーウェアという機械に置き換えることができる。敵や周囲の情報をスキャンできる眼球、腕の中に格納できる刃、循環器や骨の強度を上げるパーツまで、その種類はさまざまだ。 また、レベルアップでもらえるポイントをパークというステータスに割り振ることによって、キャラクターの強化も可能となる。いわゆるパッシブスキルのような扱いで、身体能力を恒常的に上げてくれるものから、特定の条件下で発動するものも存在する。 どれだけ撃たれてもへっちゃらなタンク構成にするのか、敵を遠隔からハッキングしてショートさせるネットランナーになるか、百発百中の銃撃戦マスターになるか、プレイヤー次第でVの戦闘スタイルは様変わりする。 大型パッチ2.1の更新内容 2023年12月5日に無料の大型パッチが当てられた(記事執筆時点での最新パッチは2.11)。 2.1の更新内容では、ナイトシティ全体を走る電車“NCARTメトロ”へ乗車可能となり、恋人を家に招くデートイベントなども追加。そのほか、カーレースや新たな車種の追加なども行われた。 拡張パック“仮初めの自由”とは “仮初めの自由”は、2023年9月26日にプレイステーション5、Xbox Series X|S、PCにて配信開始された『サイバーパンク2077』の拡張パック。 本拡張パックではナイトシティの新たなエリア“ドッグタウン”が解放され、そこが追加シナリオのメイン舞台となる。また、新キャラクターとして、『パシフィック・リム』や『アベンジャーズ』シリーズでおなじみのイドリス・エルバ氏が演じるエージェント“ソロモン・リード”や、凄腕ネットランナーの“ソングバード”などが登場する。 “仮初めの自由”のストーリーはメインストーリー後半に食い込む内容となっており、メインストーリーを“TRANSMISSION/伝達”まで終えると本拡張パックが解放される仕様だ。また、ゲーム開始画面から本編をスキップしていきなり“仮初めの自由”をプレイすることも可能。その場合は自動的にレベル20からスタートし、サイバーウェアと能力値はいくつかの規定の中から選ぶことになる。 あらすじ Vは、Relicを治療できるというネットランナー“ソングバード”こと“ソン・ソミ”から取引を持ち掛けられる。それは、ドッグタウンに不時着する予定の飛行機に乗っている新アメリカ合衆国大統領“ロザリンド・マイヤーズ”とソングバードを助けてくれればVのRelicを治療する、というもの。 Relicの治療方法について行き詰まっていたVはこの取引に応じ、まだ足を踏み入れたことのないエリア“ドッグタウン”へと向かう。 登場キャラクター ソングバード(ソン・ソミ) Vに取引を持ち掛けてきた凄腕のネットランナー。なぜかVの頭にあるRelicのことを知っており、その治療法にも心当たりがあると言う。ロザリンド・マイヤーズの部下のひとり。 ロザリンド・マイヤーズ 新アメリカ合衆国の大統領。軍人出身で、多くの勢力から命を狙われている。 ソロモン・リード “冬眠中”のエージェント。過去、ロザリンド・マイヤーズの腹心だった。ロザリンド・マイヤーズの招集に応じ、Vと協力することになる。 カート・ハンセン “大佐”と呼ばれ、ギャング“バーゲスト”を率いる人物。ドッグタウンは実質的にカート・ハンセンによる独裁地域となっている。 “仮初めの自由”で追加される要素 新エリア“ドッグタウン” 全13編からなるストーリー 本編に新たなエンディング 新パーク“Relic” 新たなタロット アクティビティ“投下物資” アクティビティ“クルマの配達” 車両に乗りながらの銃撃戦 など 『サイバーパンク2077』の関連記事と動画 作品概要 タイトル:『サイバーパンク2077 アルティメットエディション』 国内向けパッケージ版 プラットフォーム:プレイステーション5 発売日:2024年2月15日 パッケージ版 希望小売価格:9680円[税込] ジャンル:オープンワールド・アクションアドベンチャーRPG プレイ人数:1人 CERO:Z(18才以上のみ対象) 開発:CDPROJEKT RED 販売:スパイク・チュンソフト 国内向けデジタル版 プラットフォーム:プレイステーション5、Xbox Series X|S、PC 発売日:2023年12月5日 参考価格:13087円[税込] ジャンル:オープンワールド・アクションアドベンチャーRPG プレイ人数:1人 CERO:Z(18才以上のみ対象) 開発・販売:CDPROJEKT RED
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