1000万年前に生息したゾウの仲間の骨、小学生が発見 独ミュンヘン
ドイツの小学生2人が、約1000万年前にミュンヘン郊外に生息していた先史時代のゾウの仲間「デイノテリウム」のものだという骨を発見した。発見した少年は最初、木だと思ったが、先史博物館の責任者を務める父親が動物の骨だと気づいたという。現代のゾウよりはるかに大きく、肩までの高さは5メートル、体重は12トンあり、ドイツに存在した陸生哺乳類では最大のものだったとみられる。 ドイツで小学生2人が、先史時代のゾウの仲間の骨を発見。約1000万年前、ミュンヘン郊外に生息していたとみられる。 発見者のアレクサンダー・カプースチン君 「コンスタンチンと私は最初、木だと思ったのだが、父が言った。『いや、これは骨だ』」 デイノテリウムというゾウの仲間で、貴重な発見だ。 アレクサンダー君の父親で、博物館館長のピーターさん 「正確に訳せば 『恐ろしい獣』。一般にはドイツ語でハウアレファント(牙のあるゾウ)とも呼ばれる。下あごから牙が出ていたからだ。現在私たちが知っているゾウとは全く異なっていた。肩までの高さは5メートル、体重は12トンあり、ドイツに存在した陸生哺乳類では最大のものだった」 (ナレーションなし)