世界106位が第2シード撃破の金星、元世界3位コリアの弟が熱戦制す「信じられない」<男子テニス>
IEB+アルゼンチン・オープン
男子テニスのIEB+アルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、クレー、ATP250)は15日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク106位のF・コリア(アルゼンチン)が第2シードのC・ノリー(イギリス)を6-2, 4-6, 6-3のフルセットで破る金星を挙げ、ツアー大会では今季2度目のベスト8進出を果たした。 【動画】第2シード撃破の金星、コリア 勝利後コートに倒れこむ 31歳のコリアは1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で今シーズンをスタートさせるも初戦敗退。それでも同月のブラジル・テニス・チャレンジャー(ブラジル/ピラシカバ、クレー、ATPチャレンジャー)で準優勝すると今月のコルドバ・オープン(アルゼンチン/コルドバ、クレー、ATP250)では4強入りした。 今大会、1回戦で世界ランク38位のS・オフナー(オーストリア)を下し初戦突破を決めたコリアは2回戦で同20位のノリーと顔を合わせた。 この日の第1セット、第1ゲームで4度のブレークポイントを凌いだコリアは第4ゲームで先にブレークに成功。第8ゲームではセットポイントとなるブレークポイントを1度握ると最後はノリーがボールをネットにかけ2度目のブレークを奪って先行する。 続く第2セット、互いにブレークポイントを握ると第5ゲームでノリーにブレークを許す。その後のリターンゲームでコリアはブレークバックのチャンスを掴めず、1セットオールに追いつかれる。 迎えたファイナルセット、コリアは第4ゲームでブレークに成功。第7ゲームでブレークバックを許したものの直後の第8ゲームで2度目のブレークを奪うとサービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲームをラブゲームでキープし、2時間20分の熱戦を制した。 試合後のオンコートインタビューでコリアは「信じられないよ。自分のキャリアで最高の勝利だと思う」と語った。 勝利したコリアは準々決勝で第5シードのS・バエス(アルゼンチン)と対戦する。バエスは2回戦で世界ランク76位のL・ダルデリ(イタリア)を6-4, 7-5のストレートで下しての勝ち上がり。 同日には第1シードのC・アルカラス(スペイン)と予選を勝ち上がった同152位のA・ババソリ(イタリア)が8強に駒を進めた。
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