ステップアップが噂されるシャビ・アロンソ

現ドイツ代表指揮官のナーゲルスマン photo/Getty Images

現在ブンデスリーガ首位、ドイツ記録となる33戦無敗を成し遂げたレヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督。このままブンデスリーガ優勝を成し遂げてビッグクラブにステップアップするというシナリオがすでに想定されており、それは今季限りで監督の退任が決まっているリヴァプールなのか、バイエルン・ミュンヘンなのかと話題になっている。 そんななか、元バイエルン監督で現ドイツ代表指揮官のユリアン・ナーゲルスマンが、独『SPIEGEL』でバイエルンでの仕事の難しさについて口を開いた。 「時間を与えてくれるクラブもある。ユルゲン・クロップはリヴァプールでチャンピオンになるまで5年在籍したし、ジョゼップ・グアルディオラはチャンピオンズリーグのタイトルを獲るまでに7年かかった。バイエルン・ミュンヘンのコーチたちは、何かを開発するための時間がそれほど多くないんだ」 これを、ナーゲルスマンはシャビ・アロンソに、バイエルンでの仕事は時間を与えてもらえないという警告をしたと英『Daily Mail』は報じている。リーグ優勝以上のものが常に義務づけられるバイエルンと、数チームが常に競争するプレミアリーグという違いは大きい。バイエルンではリーグ優勝を果たすだけでは満足してもらえず、そういう意味ではファンもクラブも短気だ。 くしくも両クラブともに縁があるアロンソだが、指揮官に就任するとすればどちらのクラブを選ぶのだろうか。