去年6月、福岡県水巻町で52歳の姉を殺害し、通帳などを奪ったなどとされる妹の裁判員裁判で、姉妹の兄が証言台に立ち、妹について「死刑で良い」などと述べました。 【写真で見る】姉妹の兄が証言台に立つ　水巻強盗殺人 ■知人の女と共謀して姉を殺害し通帳と印鑑奪ったか この裁判は、住居不定・無職の辻和美被告（52）が、去年6月、知人の岡村恵美被告（47）と共謀して福岡県水巻町に住む姉の辻つぐみさん（当時52）の首を圧迫して殺害し、通帳3冊と印鑑を奪ったとして強盗殺人などの罪に問われているものです。 亡くなったつぐみさんと和美被告の兄が証言台に立ち、つぐみさんが死亡した当時の気持ちについて「やるせないですよね」などと語りました。 一方、和美被告への気持ちについては「もう死刑で良いと思いますよ。人を殺すぐらいだから」と述べています。 和美被告は、自分に向けられた兄の言葉を、表情を変えること無く聞いていました。 この裁判は、7月19日に結審し、8月1日に判決が言い渡される予定です。