自民党の政治資金問題をめぐり、離党勧告を受けて不服を申し立てた塩谷立議員の再審査は16日却下されました。塩谷議員は離党する方向で検討し判断していく考えです。 安倍派の座長を務めた塩谷立議員は離党勧告処分が下されたものの、「事実誤認の中で処分が下された」などと主張し再審査を請求していました。 しかし自民党の総務会は16日「相当の理由は認められない」として再審査の請求を却下しました。 再審査が却下されたことを受け、塩谷議員は不満をにじませながら離党する方向で後援会に相談し最終判断する考えを示しました。 塩谷議員「党として安倍派だけじゃなくて他の派もあったんだし、党全体として責任は誰がどうとるかという問題にもなってくるだろうと思いますけどね。今こういう一つの結果が出て、また新たないろんな意見があるかもしれませんし、そこは相談して判断したいと思っています」 離党勧告の処分が確定したことで塩谷議員は10日以内に離党届を提出しなければ除名処分となります。