巨人・菅野智之が6勝目「誠司も真っすぐがいいからどんどん真っすぐで攻め込んでいこうねって」
◇セ・リーグ 巨人3―2広島(2024年6月30日 東京D) 巨人の菅野智之投手(34)が30日の広島戦(東京D)で今季11度目の先発登板。6回途中6安打1失点の好投で3試合ぶりとなる今季6勝目(1敗)をマークした。 【写真】<巨・広12>4回、矢野の打球をさばいた吉川に笑顔でグラブを出す菅野(左)(撮影・篠原岳夫) 前回先発予定だった23日のヤクルト戦(東京D)は腰痛のため当日に登板回避。この日は3―3で引き分けた16日の日本ハム戦(エスコンF)から中13日となったが、危なげない投球だった。 試合後、菅野との一問一答は以下の通り。 ――今日の投球を振り返って。 「序盤、結構真っすぐ使えたので、中盤…中盤って言っていいのか分からないけど、降りるまで、終盤にかけて変化球は生きたのかなと思います」 ――真っすぐ走っていた。 「ブルペンから真っすぐは良かったですし、(捕手の小林)誠司も真っすぐがいいからどんどん真っすぐで攻め込んでいこうねって話をしていたので。まぁ、結果的には6回途中で降りちゃいましたけど、悪くはなかったかなと思います」 ――ゲッツーの時にはガッツポーズも。気合が入っていた。 「(田中)広輔のところのゲッツーは無死一塁であいつが(代打に)出てきて、一、二塁間に絶対引っ張ってくるなとは思っていたので。低めのスライダー空振りした時に感じてたので、凄いいいところにツーシーム投げられましたし、狙い通り、きょう一番いいボールでした」 ――得点直後の2回に1死満塁のピンチ。 「先頭打者でワンストライク取って簡単にいきすぎちゃったかなと。センター前は宇草、反省しないといけないですね。あそこはもうちょっと慎重にいっていれば満塁までいってなかったと思う」 ――首位の広島に勝ち越し。 「うん、勝ち越したのもそうですけど、(セ・リーグは)団子状態なので、こういう積み重ねが大きい」 ――バックの好守備もあった。 「そうですね、毎回、若林くんもきょうスタメンで朝から緊張してるのか入り込んでるのか分からなかったが、ああいう新しい人が活躍してくれると僕も気合入るし、(吉川)尚輝にはいつも助けてもらってるので感謝です」 ――中川の降板後にベンチで声がけしていた。 「なんだろうな、振り返りというか、あそこのボールはどうなんだ、とか、そんな感じでしたけど。彼も近くで見てきて凄い思い入れのある選手なので、また、ここから一緒に頑張っていきたいです」 ――広島は左打者を並べてきた。難しい? 「いやぁー、きょうくらい内角に直球を投げきっておけばイヤじゃないですし、交流戦で…西武とか左並べて成功して、現に左打者の被打率悪いから仕方ないと思いますけど、きょうの投球しっかり続けて、誠司も感じてる部分あると思うし、今後に生きると思います」 ▼阿部監督 しっかりゲームはつくってくれたので。ナイスピッチングじゃないですかね。