信ぴょう性に乏しかったはずの情報が真実味を増してくる?
移籍市場の再開と同時に拡散される “おとぎ話” に、ブレントフォードのトーマス・フランク監督が苦言を呈した。
「アイヴァン・トニーは非売品だ。交渉するだけ時間の無駄だよ」
違法賭博のペナルティーが1月18日に解かれるアタッカーは、アーセナルやチェルシーとリンクされていたが、フランクの語気は非常に強かった。
また、イングランドのタブロイド紙『Daily Mail』がぶち上げた「キリアン・エムバペ(パリ・サンジェルマン)が夏の移籍に向けリヴァプールと交渉開始」は、いまのところ想像力の産物にすぎず、スペインのスポーツ紙『MARCA』に躍った情報も首を傾げざるをえない。
「ニューカッスルがエディ・ハウ監督を解雇し、ジローナのミチェルを新監督に据える予定だ」
イングランドのタブロイド紙ですら愕然とするような内容だった。ニューカッスルを所有する『PIF』(パブリック・インベストメント・ファンド)が、ハウに全幅の信頼を寄せていることは周知の事実である。
ちなみにミチェルは注目銘柄のようで、やはりスペインのスポーツ紙『mundo deportivo』は「ジローナがリヨンのオファーをけんもほろろに断った」と報じている。
さて、マンチェスター・シティの動きが相変わらず巧妙だ。昨年のアンダー17・ワールドカップで大活躍したクラウディオ・エチェベリ(リーベルプレート)の獲得が目前に迫っている。今シーズンは古巣にローンバックするものの、スター候補生をまたひとり手に入れるようだ。
さらに、カルロ・アンチェロッティ監督がレアル・マドリーと契約を延長。一部で噂されていたブラジル代表監督就任はなくなった。慌てたCBF(ブラジル・サッカー連盟)がジョゼ・モウリーニョ(現ASローマ監督)に即アタックしたとの情報も飛び交った。
「わたしはできるかぎりローマに留まりたい。エージェントのところにもCBFからのオファーはないよ」
モウリーニョはあっさり否定している。