【山口県】南陽工高・男女棒高跳びインターハイへ 高校からで大躍進 県記録更新も
山口県周南市の南陽工高(齊藤英一郎校長)陸上競技部の女子棒高跳びの山本明佳選手(3年)と、男子棒高跳びの松井大和選手(3年)が、7月21日から始まる全国高等学校総合体育大会(インターハイ)に出場を決めた。インターハイ出場は2人とも昨年から連続。 山本選手は県総体で3メートル51センチを跳んで優勝。自身が保有する県内高校生の記録を更新した。中国総体では3メートル50センチで2位に輝いた。 全国への切符を手にした山本選手は「昨年のインターハイは記録なしで終わってしまった。今年は記録を残し、いずれはトップレベルの人たちからライバルとして見てもらえる選手を目指したい」と目標を掲げる。 松井選手は2021年のインターハイで日本一に輝いた兄の影響もあって、高校生から棒高跳びに挑戦。県総体では4メートル65センチを跳んで優勝。中国総体は4メートル60センチで3位の成績を収めた。 跳ぶ度に次の改善点を考えながら練習に励むという松井選手。「中国総体は前日の練習では順調だったが、本番は焦ってしまい失敗を修正できなかった。立て直して全国では予選を通過し、決勝に進みたい」と悔しさもばねに意気込みを見せる。 県内唯一の棒高跳び専門指導者の後藤正幸監督は「心・技・体のバランスが重要。技術を高めるために、自分で考えて理解してもらう指導を大事にしている」と話し、生徒らを見守っている。