【イラスト】衆院の解散時勢力

　日本テレビの衆議院議員選挙特番「zero選挙2024」が、27日午後7時58分からスタートした。午後10時40分半ごろからは、自民党の石破茂首相が出演した。MCの藤井貴彦アナから「10時48分30秒までですので、途中で切れてしまう場合もあります。ご了承ください」と前置きされた上で、質問が始まった。 　今回の選挙では議員定数の465議席の過半数（233）割れが確実視されている。「政治とカネに対するご理解がいただけていない。我々の説明不足で、国民の怒りが払拭されなかった」とした。 　責任論も出そうだが、「開票が終わるまで口の端には乗せない。総裁たるわたくしがああだこうだと言うのは不見識」と厳しい顔つきで話した。 　今回は裏金疑惑の12人を非公認とした。自民と公明の政権与党で議員数が足りない場合、追加の公認も想定される。「それぞれの地域、選挙区で有権者が厳粛な判断をなさった。日本全体でご理解いただけるのかと両方勘案しながら、私の責任で判断する」と語った。 　野党協力も考えられる。「国民、立憲、中道の路線であれば傾聴に値すべきものはたくさんある」と、野党との協力も示唆した。 　選挙戦の終盤、2000万円問題が噴出した。ここに関しては、「それぞれの政党支部があって、非公認であったとしても政策にご理解いただきまして」と、ぶぜんとした表情で説明していた。 　今回は、自民の支持層でも自民に投票しない人がいた。「裏金対応を誤った。原因はこれから分析する。自民党は何度か議席を減らした経験がある。支持していただけないのは、厳しい叱正（しっせい）の声」とした。 　石破政権は、防災省の設置を喫緊の課題としている。安全保障、生活困窮者への給付金なども必要になる。今後について、「わたしどもが掲げた政策の実現。足らざるところは」と成し遂げたいことについて話し始めた時に、時間切れとなってしまった。