絶滅寸前の「とらのあな」直営店、2店舗のうち一つは台湾にある!ECサイトも大幅改修でより便利に
同人誌の販売流通をおこなう「とらのあな」は「台灣虎之穴網路商店」のリニューアルオープンすると発表した。グループ会社の虎之穴有限公司が運営する。 【画像】台北MRT西門駅からすぐにある「とらのあな」台北店・イメージキャラクター「虎子愛」&石子虎 とらのあなは同人誌、同人ゲームなどクリエイターの創作物の販売を行う店舗、プラットフォームとして日本で知られているが、実は台湾にも出店しており、国内の販売商品を購入できる場として知られている。 しかも、とらのあなは近年、運営方針の変更により日本国内での実店舗展開を急激に縮小しており、2022年の秋葉原店(A~C)をもって、運営会社が直営で展開する店舗は「池袋店」と、台湾の西門町にある「台北店」の2店舗だけになっている。 そんな、非常にレアな店舗が所在する台湾だが、この度台湾圏での通販サイトが大幅リニューアルした。この新ECサイトでは、これまで日本のとらのあなECサイトでのみ取り扱われていた同人誌の大半が台湾でも購入可能となる。 旧サイトと比較して取り扱い作品数が8万点以上増加し、ユーザーの利便性を考慮した新機能も追加された。具体的には、「ランキング機能」や「細かいジャンル分け」が実装され、ユーザーの趣味嗜好に合った同人誌をより容易に見つけられるようになる。 サイトの特徴として、台湾全土へのオンラインショッピングと予約販売が可能であり、コンビニ受取にも対応。取扱商材も日本のとらのあなECサイトで取り扱われている同人誌(男女全年齢、成年)となり、実店舗とあわせてより便利になるようだ。 ちなみに、日本国内の直営店舗は池袋店のみとなるが、同社は直近より「とらのあな出張所」と呼ばれる他社店舗内でのコーナー設置を進めており、ショップインショップとオンラインでのハイブリッド運営を展開している。 ©虎之穴有限公司 ※写真は編集部撮影
編集部 経済・社会担当