株価急落でも冷静でいられるための「決めごと」とは何か
株式投資では目標をしっかり定めることが第一歩だ。それが明確でなければ予想外の出来事(株価の大暴落)が起きると思考停止に陥ってしまう(イメージ写真:taa/PIXTA)
8月から9月上旬の大暴落で慌てて損切りをしてしまったという個人投資家が多いのではないでしょうか。新NISA(少額投資非課税制度)開始で高まった「貯蓄から投資へ」の機運に冷や水を浴びせられた格好です。しかし、元経済誌編集長でフリージャーナリストの川島睦保さんはこんなときこそ株式投資の原点に立ち返り、「トップ企業で予想配当利回りが高い銘柄を長期保有する」シンプルな投資手法を推奨しています。そこで会社四季報オンラインでは、短期集中連載として「無理なく儲ける高配当株投資」を4回に分けて配信。第1回は「株価急落でも冷静でいられるための“決めごと”とは何か」と題し、波乱相場でも動じない個人投資家の株式投資への心構えについて解説します。本欄の終わりには川島さんの推奨銘柄も紹介します。8月から9月上旬に株式相場が大幅に下落した。新NISAを利用して株式投資を始めた人の中には、早々と損切りしたり、いまでも含み損を抱えて悶々としている人も多いのではないだろうか。 株価は下がれば上がるし、上がれば下がる。株式の時価評価が一時的に下落しても、早ければ数日後、遅くても1~2カ月後には下落幅のかなりの部分が回復する。今回の暴落でもそうだった。
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川島 睦保