山下ふ頭の再開発に「市民の意見を」有志団体がシンポジウム開催へ
横浜市の「山下ふ頭」の再開発に市民の意見を反映させてほしいと、市民団体が、シンポジウムを開催すると発表しました。 山下ふ頭を巡っては、カジノを含む統合型リゾート=IRの誘致を、横浜市の山中市長が就任時に撤回。 市は検討委員会を立ち上げ、47ヘクタールの土地を再開発する計画を進めています。 会見を開いた市民団体は、山下ふ頭のまちづくりを市民目線で考えようと去年2月に発足。 これまで5回開かれた市の検討委員会でも毎回、市民の立場から「意見」を出してきました。 しかし、これらの声は反映されず、市は年内にも再開発の方向性の「答申」をまとめる方針で、団体はスケジュールありきの市の姿勢に反発しています。 市民のための山下ふ頭シンポジウム実行委員会・中村寛三さん「市民重視が貫かれていない。 この点を打開しないと、カジノに反対した我々市民の責任も全うできない」 団体は、100人以上の市民と山下ふ頭の未来について議論するシンポジウムを来月8日に企画していて、出された声を次の市が開く検討委員会に提出するとしています。