佐藤恵允のサッカーU-23日本代表選出にドイツ紙は「サプライズ」。ブレーメンFDは「証明している」と期待寄せる
ドイツのブレーメンU-23に所属するFW佐藤恵允がパリ五輪に臨むU-23日本代表に選出されたことにドイツメディア『ビルト』も驚いているようだ。佐藤のU-23日本代表招集を受けて、同メディアが「ブレーメンの五輪サプライズ」と題して紹介している。 【画像】サッカーU-23日本代表、パリ五輪のベストフォーメーションがこれだ! ブレーメンではナビ・ケイタがU-23ギニア代表にオーバーエイジ(OA:24歳以上)として選出されており、同メディアは「ナビ・ケイタがギニアの五輪代表に選ばれた事実は多くのファンを驚かせた。しかし、このMFが数週間注目された唯一のブレーメンの選手ではない。今は、母国の代表となったU-23日本代表の佐藤恵允について話そう」と言及した。 佐藤は明治大学サッカー部を退部し、昨年8月にブレーメンに加入。ドイツ5部相当の地域リーグのブレーメンU-23が主戦場であり、昨季はトップチームではブンデスリーガの3試合にベンチ入りした。Jリーグを経験せず、世界へ挑戦した佐藤だが、同メディアは「この左ウィンガーは5部リーグでしかプレーしていない。フットボールというステージでは非常に小さいところにいる」と厳しい見解を示した。 それでも同メディアは「佐藤は5月のアジアカップで優勝し、出場権を獲得したU-23チームの一員だった」とコメント。また、フットボール・ダイレクター(FD)のクレメンス・フリッツ氏のコメントも掲載されており、「彼はとてもチームのために働く選手だ。我々は彼がプロフェッショナルな場所に行けると信じている。しかし、一歩ずつ進まなければいけない。今は、5部リーグで証明している」と期待を寄せている。 現在はブレーメンのU-23でプレーして成長を続けている佐藤は、五輪という舞台で自らの価値を証明できるか。
フットボールチャンネル編集部