藤井隆、今くるよさんを追悼「色々あってもボクのためだけに『どやさ?』と…」優しさに感謝
タレント・藤井隆が29日までに自身のインスタグラムを更新。女性コンビ「今いくよ・くるよ」で活躍した漫才師の今くるよ(本名・酒井スエ子=さかい・すえこ)さんを追悼した。 【写真複数】今くるよさんが楽屋に差し入れしてくれたモノ くるよさんは27日、膵(すい)がんのため大阪市内の病院で死去したことを所属する吉本興業が28日、発表した。藤井は「吉本新喜劇に入団できて、なんばグランド花月の新喜劇出番をいただいて、いちばん若手でまったく、なにも分からない時にいくよ師匠とくるよ師匠の楽屋がお向かいにあって、初めてご挨拶をさせていただいた時から優しく声をかけてくださった。営業先でいくよ師匠とくるよ師匠がいらっしゃると舞台は勿論(もちろん)、楽屋裏も明るく楽しい雰囲気になって嬉(うれ)しかった。海外公演では一緒にお食事をさせていただいたりもした。普段の営業の時よりお話し出来る時間があってとても嬉しかった」と回想し、楽屋見舞いや花の写真をアップ。 「自分が若手と許していただける時期が終わってしまってからも折に触れてご挨拶に伺うと本当に『どやさ?』と近況を聞いてくださった。つまらないことが色々あってもボクのためだけに『どやさ?』と師匠に聞いていただくと『元気です』『楽しいです』とお答えすることが出来た」とくるよさんの気遣いを振り返り、「自分の鼓膜が驚いてその言葉に引っ張られて本当に元気になった。何よりおふたりに会えたら本当に元気になれたしお話しの最後に『がんばり。』と言って送り出してくださるから頑張れた」とつづった 「この二十数年の間で困ってしまい珍しく気弱になった場があって、その時もいくよ師匠とくるよ師匠は馬力を与えてくださった。勿論『弱ってる』と相談も報告もしていないけどなぜか偶然、馬力を与えてくださった」といい、「ある時は鰻(うなぎ)のお弁当を楽屋に差し入れしてくださった。お寿司は深夜の控え室にマネージャーさんが届けてくださった。胡蝶蘭(こちょうらん)を大阪の楽屋に贈っていただいた時はそれまでの公演中に神経をすり減らしてしまい摩耗(まもう)していたけど、鉢植えを見た時にホントに本当にむくむくと元気とやる気が出てきた」と力をもらったという。 「今、悲しい気持ちでいっぱいだけど、おふたりが再び横に並ばれてる気もしてなんだかそれはとても不思議な気持ちだけどとても嬉しい。くるよ師匠がいくよ師匠にまっすぐに天国へいって欲しいとおっしゃったように、くるよ師匠もまっすぐいくよ師匠のお隣へと行かれて欲しい」と呼びかけていた。
報知新聞社