坂本龍一さん、グラミー賞候補に 生前最後のピアノ演奏収録「Opus」 日本人が複数候補入り
米音楽界で最高の栄誉とされる第67回グラミー賞の各賞候補が8日発表され、昨年3月、71歳で死去した音楽家の故坂本龍一さんによる最後のピアノ・ソロ・コンサートを収録した「Opus」が最優秀ニューエイジ、アンビエント、チャント・アルバム賞にノミネートされた。日本の音楽家が複数候補入り。発表・授賞式は来年2月2日にロサンゼルスで開かれる。 Opusは坂本さんが、がんで闘病中だった2022年9月に演奏した20曲が収録されている。坂本さんは映画「ラストエンペラー」の音楽で1989年にグラミー賞を受賞している。 作編曲家の宅見将典氏の楽曲「Kashira」が最優秀グローバル・ミュージック・パフォーマンス賞にノミネート。ベーシスト北川潔が参加したアルバム「ビヨンド・ディス・プレイス」は最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・アルバム賞の候補に選ばれた。 最優秀クラシカル・ソロ・ボーカル・アルバム賞候補には、バイオリニスト高山明美さんが参加した作品が入った。最優秀映像作品スコア・サウンドトラック賞には真田広之主演の米ドラマ「SHOGUN 将軍」の楽曲が候補入りした。