近年は補強額に注目も…チェルシー、過去10年の売却費ランキングでも1位と判明
近年は移籍金の支出金額に注目が集まっているチェルシーだが、移籍金収入でも欧州クラブでトップを記録していることが明らかになった。19日、移籍情報サイト『transfermarkt』が伝えている。 2022年5月にオーナーが交代したチェルシーでは、直近3回の移籍市場で総額10億ポンド(約1882億円)以上を費やして選手を補強しており、2023年1月にアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスを英国史上最高額となる1億2100万ユーロ(約196億円)で獲得したほか、同年8月には移籍金1億ポンド(約188億円)に1500万ポンド(約28億円)の追加オプションが付随した契約でエクアドル代表MFモイセス・カイセドを獲得したことも話題を呼んだ。 移籍情報サイト『transfermarkt』によると、過去10シーズンでチェルシーは23億3000万ユーロ(約3768億円)という補強金額を費やしている一方、同時に13億2000万ユーロ(約2134億円)という欧州最多の売却益を得ていることも判明したという。 チェルシーの歴代最高の売却額は、2019年夏に元ベルギー代表MFエデン・アザール氏をレアル・マドリードに1億1500万ユーロ(約186億円)で売却したものになるが、これは歴代の選手売却ランキングのトップ10に入っておらず。イングランド代表MFメイソン・マウントや同代表FWタミー・アブラハムなど、下部組織出身選手を多数売却していることで、収入が最も多くなっている証明であると注目されている。 なお、売却費ランキングのトップ20に入っていないクラブの例としては、バイエルン(25位)やマンチェスター・ユナイテッド(34位)、アーセナル(43位)などが挙げられており、直近10シーズンでは選手売却による収益の積み上げがあまりうまくいっていないことも指摘されている。 2014-15シーズン以降、選手の売却収入が最も多かったトップ20は以下の通り。 1位 チェルシー(13億2000万ユーロ/約2134億円) 2位 ベンフィカ(12億1000万ユーロ/約1956億円) 3位 モナコ(12億ユーロ/約1940億円) 4位 ユヴェントス(10億9000万ユーロ/約1762億円) 5位 バルセロナ(10億6000万ユーロ/約1714億円) 6位 アトレティコ・マドリード(9億9600万ユーロ/約1610億円) 7位 ドルトムント(9億8500万ユーロ/約1593億円) 8位 アヤックス(9億6600万ユーロ/約1562億円) 9位 レアル・マドリード(8億6500万ユーロ/約1399億円) 10位 ローマ(8億5100万ユーロ/約1376億円) 11位 インテル(8億3600万ユーロ/約1352億円) 12位 ポルト(7億9200万ユーロ/約1281億円) 13位 マンチェスター・シティ(7億9200万ユーロ/約1281億円) 14位 リヨン(7億5900万ユーロ/約1227億円) 15位 リヴァプール(7億3700万ユーロ/約1192億円) 16位 スポルティング(7億2800万ユーロ/約1177億円) 17位 アタランタ(7億2200万ユーロ/約1167億円) 18位 リール(6億9600万ユーロ/約1125億円) 19位 サウサンプトン(6億8900万ユーロ/約1114億円) 20位 パリ・サンジェルマン(6億6700万ユーロ/約1078億円)
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