黄金色に輝く 児童が稲刈り体験 汗ぬぐい鎌でザクザク/兵庫・丹波市
実りの秋―。兵庫県丹波市の竹山小学校3年生27人が4日、同校近くの田んぼで稲刈りを体験した。西山酒造場が育てる酒米「兵庫北錦」を手刈りし、黄金色に輝く稲を積み上げた。 同酒造場の杜氏や蔵人から指導を受けて体験した。八島公玲杜氏は「鎌を引くようにすると刈り取りやすいよ」などとアドバイス。児童は3アールほどの田んぼに散らばり、汗をぬぐいつつザクザクと音を立てて収穫した。 時おり飛び出す虫たちに驚きながらも、次々に刈り取った。児童の一人は「昔の人は機械がないし、大変な作業だったと思う」と言い、「みんなで稲刈りをすると、楽しくて気持ちよかった」と話していた。 同酒造場では2003年から、田植えや稲刈り、田んぼの生き物調査などの体験の場を地元の児童に提供している。