輪島市の中学生、地元で卒業式 体育館が避難所…美術室で
日テレNEWS NNN
能登半島地震で被災した石川県輪島市の中学3年生が9日、地元でそろって卒業式に臨みました。 輪島市では、およそ260人の中学生が親元を離れ、100キロ離れた白山市の施設に集団避難しましたが、3年生は、8日金曜日までに全員が地元に戻り、卒業式に臨みました。 市内の3校のうち、5人が巣立つ東陽中学校では、体育館が避難所となっているため美術室で式が行われました。 卒業生 登岸結衣さん 「私たちは必ずこの地震から立ち直ってみせます」 東陽中学校の卒業生5人のうち、2人は能登地区の高校に、3人は金沢地区の高校に進む予定だということです。 珠洲市馬緤町の避難所では、沖縄のボランティア団体「災害プラットフォームおきなわ」が沖縄料理を振る舞いました。ここは、住民が自主的に運営する小規模な避難所です。 災害プラットフォームおきなわ 有村博勝代表 「(喜んでくれて)泣けてきます。小さな避難所の手が行き届かないところに、いかに手を差し伸べるか。それが私たち民間のボランティア」 「災害プラットフォームおきなわ」は、今後も継続的に小規模な避難所を支援してきたいとしています。