【日本ハム】優先交渉権を獲得した古林睿煬が所属の統一・蘇泰安GM「台湾の光となれ」
日本ハムは12日、今季の台湾プロ野球MVPに輝いた統一のエース右腕、古林睿煬(グーリン・ルェヤン)投手(24)の優先交渉権を獲得した。古林の海外移籍希望を容認し、海外移籍制度(ポスティングシステム)を申請していた統一がこの日、発表。1日にポスティング申請され、NPBの複数球団での争奪戦を日本ハムが制した。 【写真】日本ハムが優先交渉権を獲得した古林睿煬 統一の蘇泰安GMは球団のフェイスブックでコメントを発表。「今季、統一ライオンズの古林睿煬選手のパフォーマンスに継続的に注目してくださった日本の巨人、ソフトバンク、DeNA、ヤクルト、北海道日本ハムに感謝します」とNPB各球団へ感謝。そして、海外移籍する古林は「ライオンズの栄光」とした上で、正式契約を勝ち取って「台湾の光となれ」とエールを送った。 優先交渉権を獲得した日本ハムは今後、30日間の交渉期間で来季の先発ローテ入りが期待できる最速157キロ右腕との契約合意を目指す。昨秋のアジアプロ野球チャンピオンシップで侍ジャパンを相手に先発で6回1死までパーフェクト投球を披露した古林の入団が正式に決まれば、来季は勝負の4年目を迎える新庄剛志監督(52)にとっても朗報。目玉補強となる。 ◆古林睿煬(グーリン・ルェヤン)2000年(平12)6月12日、台湾・台中市生まれ。平鎮高中から18年ドラフト1位で台湾・統一に入団。19年に1軍デビューし、21年は史上最年少で開幕投手を務めた。23年は台湾代表としてアジアプロ野球チャンピオンシップに出場。6年目の今季は21試合登板、10勝2敗、防御率1・66で最優秀防御率のタイトルを獲得し、年間MVPにも輝いた。台湾プロ野球での通算成績は70試合登板、32勝15敗、防御率2・48。184センチ、81キロ。右投げ右打ち。